中医学ワークショップ〜冬の養生法〜
- studio haku
- 8月11日
- 読了時間: 4分
更新日:8月12日

10月10日、立冬を迎える前に、冬の養生をメインにした中医学ワークショップを開催します。
久しぶりのしのぶ先生による中医学ワークショップです。
お忙しい中でも常に学び続けられる先生の姿勢には、いつも頭が下がる思いです。
今回の講座は、初めて中医学に触れる方にも、何度も受講されている方にも、日常生活にすぐに活かせる実践的な知識をお持ち帰りいただける内容となっています。
◉中医学とは
中医学は東洋医学や漢方の元となっている陰陽理論を核とするバランスの医学です。2500年以上前から伝わる伝統的な医学体系で、中国古代の自然哲学に基づいています。
◉陰陽五行学説
陰陽理論
もともと太陽と月から始まった概念
全ての土台と考えられる
お互いにバランスをとり合い、常に変化している
感情の変化や考え方にも応用でき、迷った時の指標になる
五行論
季節や年齢に応じた養生法を知る手がかり
自分自身を知り、周りを理解することに導く
多くの気付きをもたらし、生活に役立つ
理解は慈悲へとつながる
◉蔵象学説(望診のポイント)
五臓の不調が体の表面に現れるという中医学の特徴的な考え方
観察すべき身体的変化:
肌の色
唇の不調
髪や爪の変化
ほくろ、シミなどの変化
繰り返す同じ季節の不調
◉感情と五臓の関係
長く強い感情は対応する五臓に不調を引き起こすとされます:
怒り → 肝
喜び → 心
思い悩み → 脾(胃)
悲しみ → 肺
恐れ・心配 → 腎
ほとんどの人は心身の不調の原因を外に探しますが、その原因は自分の内側にあるかもしれません。
◉自然との調和
中医学では人間は自然界の一部であるとし、四季や一日の流れに合わせた養生法を重視します。
◉冬の養生法(立冬:11月7日〜)
冬の特徴「閉蔵」
自然界全てのものが静かに休む季節
種が暖かい土の中で眠り、エネルギーを蓄える時間
気持ちをあまり外に出さない
汗を無理にかいてはならない陰の季節
冬と腎・膀胱の関係
冬は腎と膀胱が活発に働く季節
腎のバランスが良い状態: 賢さや善し悪しの判断力
腎の不調時: 不安、恐れ、心配の感情が強くなり、髪・歯・骨・生殖機能の不調につながる
重要なポイント
秋冬の過ごし方は春の体をつくります
春に自分自身の種が伸び伸びと芽を出せるよう、冬の養生法を学ぶことが大切です。
◉この講座で学べること
冬の養生法(4つの柱)
生活養生 - 冬の季節に適した生活リズムや過ごし方
気の養生 - エネルギーの蓄え方と循環の整え方
心の養生 - 感情のバランスと心の平穏を保つ方法
食養生 - 冬に適した食べ物と食べ方
実践的な知識
自分自身の体質や状態を知る方法(望診の基本)
感情と身体の不調の関連性の理解
季節に合わせた養生法の実践
陰陽五行理論を日常生活に活かす方法
春に向けて心身を整えるための冬の過ごし方
目標:春に自分自身の種が伸び伸びと芽を出せるよう、冬の養生法をマスターする
◉日時:10月10日(金) 12:30-15:30 3h
◉料金: 6,000円(税込)
◉支払い方法:スタジオ持参、銀行振込、各種クレジットカード(クレジット払いの方はメールにて請求書を送付)
◉必要なもの 筆記用具、楽な服装
◉講師:田中しのぶ

Yoga plus style主宰
*ヨガインストラクター
*国際薬膳師
スノーボードインストラクターとしてシーズン100日ほど滑走していた時に腰を痛め、ヨガに出会ったのは15年前ほどです。
様々な種類のヨガに出会い学び、アシュタンガヨガの後に陰ヨガと出会いました。
たくさんの陰ヨガの指導者から多くの時間を学び、現在も学び続けています。
創始者であるポール・グリリー、サラ・パワーズ、師事しているジョ・フィーからはアシスタントに2度指名され300時間以上学びました。
ジョー・バーネットからは陰ヨガに特化したRYT200を修了しました。
またポール・グリリーの師である故 本山博先生の門下生の方より東京にて定期的に呼吸法と瞑想を学んでいます。
陰ヨガの経絡理論がきっかけで学び始めた中医学の知識は、私の生活や人生を変えるものになりました。自分の思い通りにならない心や、繰り返す体の不調の原因が育った環境や感情とつながることを学びました。現在も学び続けて

陰ヨガは今まで出来なかった待つことや諦めることを教えてくれ、
中医学の陰陽論は全てが変化することを教えてくれました。
「一人でも多くの人が健康に戻り幸せになりますように。」
それに貢献出来ますように。
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