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夏の養生

更新日:2022年5月5日

今日、5月2日は八十八夜(立春から数えて88日目)です。

"八十八"という字を組み合わせると「米」という字になりますね。

この日は農業を行う人たちには特に大切な日だそうです。

豊作を願うため、様々な占いを行い、現在でも禁忌が守られているところもあるようです。

「夏も近づく八十八夜」という茶摘みの歌がありますね。

子供の時やってた手遊びは今もできます。。


そしてこの八十八夜は春から夏へ移る境目の日として重要視されてきました。

これが過ぎると5月5日は「立夏」です。

最近はまだ肌寒いので、夏が立つと言われてもピンと来ませんが、二十四節気上では夏が始まります。


「冬の病気は夏に治しておけ」

喉が乾く前に井戸を掘っておく、という考え方です。

この時期の過ごし方が、冬の体調に影響するという考えが中医学です。

 

夏の養生(黄帝内径より)

夏は「生長」の季節という。この3ヶ月間、天地間に陰と陽気が盛んに交流する。

陽気が多く発生するので、万物がどんどん生長して咲き栄える。

夏の養生は

夜は遅く寝て、朝は早く起きる。

日の長さを厭うことなく、物事に怒らず気持ちよく過ごすべきである。

つまり夏の満開した花と同じように、体内の陽気を程よく発散させる。

これは夏の「成長」の気に相応する養生法である。

これに背くと夏によく活動する心気が痛む。

すると秋になって瘧(おこり)になるのである。

瘧=悪寒、震え、三日熱


少し遅く寝て、早く起きる。とありますが、せいぜい11時くらいに就寝というのが理想だそうです。

夏は暑くてうんざりしますが、気持ちを愉快に持って怒らない方がいいと書かれています。

夏に盛んに成長する植物、そしてその花のように心を満開にし、体の中の陽の気を外に開いて発散させることが大切だそう。

夏は外に飛び出したい季節。夏を楽しく陽気にすごしましょう。それが養生につながります。

赤い食べ物は暑くなりやすい心熱を下げる効果があります。

(トマト、スイカ、ザクロ、さくらんぼ、いちご)

苦味のある食べ物は、体に溜まった熱を排出します。

(ゴーヤなど)


しっかり養生していきましょう。










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