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中医学のワークショップ終了しました *ところで中医学って?

更新日:2021年8月17日

8月11日。本当なら国民の祝日(山の日)のはず、のこの日に、田中しのぶ先生による「中医学ワークショップ」を開催しました。


耳慣れない言葉かもしれませんが、中医学はアーユルヴェーダと並び、世界三大伝統医学の中のひとつと言われています。

ヨガをやっていると、インド(スリランカ)発祥のアーユルヴェーダの方がなんとなく身近に感じますが、日本に近い中国の方が気候や食べ物が似ていることと、日本人の体質的から考えて、こちらの方が受け入れやすいという方もいるかもしれません。



中医学とは、東洋医学や漢方などの元となっている陰陽理論を核とするバランスの医学です。

2500年に書かれた*3冊が、その学問の核となり、それは1度も書き換えられたことがないと言います。

*『黄帝内経』、『傷寒雑病論』(薬物の知識が集録)『神農本草経』(漢方医学のバイブル)


『黄帝内経』はwikipediaよると、


黄帝内経が書かれた時代、医療は現在のように機械を用いたり、電子顕微鏡で細胞を見るなどの細かい分析を行っていなかった。その代わり、人が生きていることを「全体的に」捉え、生命の営みを緻密に診ていた。そこで得られた知見が示すのは、人と自然の関係、臓器同士の結びつき、心と身体との関連といったことであった。
病気だけを問題にするのではなく、その人の習慣や感情の傾向、食事、またはその人の住んでいる土地、季節などとの関わりから、総合的に診ていた。人が健康で寿命をまっとうするためにはどのようにあるべきか、哲学の観点から病気を考えていた。
これは最近、現代医学が目を向けはじめた「生活の質」(QOL)を高めるという発想ときわめて近いものがある。身体に負担をかけず、自然のルールに従って健康を保持し、病気を克服するというものである。奇しくも、現代の生活に足りないとされている、まさにその要点がこの書物にあふれている。

自然のルールに従って・・というのがヨガっぽい。


難しそうなので、わたしは漫画で読んでます。







今回のワークショップは、夏の終わりから秋にかけての養生についてお話しいただきました。

秋は内側へ向かう季節です。 農作物が収穫の時期であるように人間にとっても収める時期なのです。

夏の間に活発に動いていた心身を穏やかにしながら、適度な運動とともに夏に浮ついた気持ちも静かにしていく季節です。 落ち込んだり、寂しくなったりした時に、季節が変化するように、私たちの体も心も変化する、ということを知っておくと、少し余裕が出てくるかもしれませんね。

五行説に従うと、秋は肺と大腸の季節です。乾燥が苦手な肺にとって(乾燥~燥邪)大変な季節です。

そういう時に必要な体と心の養生についてもお話しいただきました。

体も、心も頑張ってるんですね。


今回もあっという間の2時間でした。

たくさんのご参加ありがとうございました。


10月の中医学養成講座の申し込みはもう少々お待ちください。







 
 

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